いろいろな本にこの本のなかのいくつかのエピソードが紹介されていたが、それらを読んだだけでは、けしてわからないだろう価値が、この本にはあった。 「真実の人」族と呼ばれるオーストラリアのアボリジニ。彼らの英知は、近代文明を知らず、自然の中に生るがゆえに失わずにすんだ知恵というような生易しいものではなかった。 <P> どんな文明な中にもブッダやイエスの高みに達するひ人々はごく少数ならいるのだろう。しかし「真実の人」族は、部族全体の文化として、部族の生き方として、かくも高度な英知を体現していたのだ。 その驚き。もしかしたら縄文人も、あるいは明石原人も、同じような英知をもって生ていたのか。だとしたら近代文明とはなんだったのか。
一気に読めてしまいます。ユーモラスな冒険書としてもエキサイティングな一冊ですが、ドナルド・ウォルシュやレッドフィールドが伝えようとしている事を、作者が驚きながらも体験して行くのを読む事によって、ストレートに心に滑り込む、心理学やスピリチュアリズムの本としても最高だと思います。<P>文明社会で生きる私達がとっくの昔に忘れてしまった「思い」や「姿勢」が、そこでまだ息づいている。忙しい日常のなかで、そんな人間のかつての姿を、自然と融合したその生き方を、まるで自分がそこにいるように体験できる一冊です。<BR>体はどこにいても、心で、創造という距離も境界線もない世界で、地球を旅する扉を、自宅にひとつ、置いてみませんか?
最近、高樹沙耶の『マイブルーヘブン』という本が出版されました。<BR>親の離婚・HappyHappyの世界への憧れ・芸能界・俗欲・きっかけ・いるか・フリーダイビング・・・・<BR>いい随筆詩です。<P>この本も、おんなじ世界です。<P>アボリジニが出てきます。<BR>目的と手段・生きる本質と現代社会・近代医学と自然治癒力。<P>どっちが、ということよりも大切なことを感じさせてくれる本です。