このレビューはアニメを見ていない方は読まないほうが良いかもしれません。<P>今回は、シンとトダカ一佐の過去→アスランとキラ&カガリとの会話のあたり~ステラ死亡までがえがかれていました。<BR>感想は人それぞれ異なると思いますが、やはり、この小説は良いと思います。キャラクターの心情がわかりやすいためストーリーをより密接に感じる事ができるからです。(私的に、今回の一番読みどころはファントムペインの四人の心情だと思います。特に、アウルの最後の心情は一番印象に残りました。)また、アニメと異なる部分がありました。それで、あの挿絵ならステラが死亡したのも納得できました。(流石にアニメの身体の損傷では死ぬのは納得できませんでした。ついでですが、スティング生存に関しては何もかかれていなかったと思います。)
このシリーズを買ってほんとに私びっくりしまいた!!ここまでスッキリするとは・・・・見るならテレビ→本がお薦めですよ!<BR>アニメじゃ映像で勝手にキャラの心情を想像してしまいますが、こう改めて文字になると矛盾かどんどん解けていきます!!<BR>特に「すれ違う視線」のキラとアスランの心情の対比は良かったです。ここは特にテレビで見ても複雑なので。(欲を言えばもうちょっとルナマリアの心情も多くして、カガリの心情も入れてほしかったです)<BR>それとステラの心情の表現も可愛いですよ!!思わずどんどん読んでしまいます!<BR>議長とタリアさんとの関係もすこし載っています!<BR>あと、ちょっとオリジナルも入っていて(アスメイとかルナマリアのアスランの尾行話とかラクスの投げキッスとか)しかも物語にも支障がなくむしろ楽しく読めました。<BR>このシリーズはMSの性能などを詳しく書いていて不思議と頭の中に入ります!<BR>しかも心情の描き方がめっちゃそのキャラに当てはまります!!<BR>テレビの方に不満がある方にもすっごくおすすめです♪
動いてナンボのアニメーションでどこまで動きが表現できるかが文章の限界。<BR>見せるだけでは伝えられない、「感情」を表現できるかが文章の可能性。<P>わりと批判的な種運命でありますが、ここの方々が書かれているとおり小説版は見事なリクリエイトに成功しています。一つの媒体を元に新たな物を作る場合・・・、<BR>元の媒体と同じ位(または以上)面白いことは当然。<BR>さらに元の媒体には無い新しい「何か」が無ければ意味が無い。<BR>そして元の媒体を壊すものであってはならない。<P>この作品はこれらの最低ラインを見事クリアしております。わりとスルーされていたキャラクターが不思議なほど魅力的に仕上がっています。<BR>元の媒体の良し悪しはあれども、著者の底力を見せてもらいました。「あの作品だから超えられて当たり前」ではなく、超えられたのは「必然」だったのではないでしょうか?<P>ただ一言、私的に言わせて頂けるなら・・・アウル・ニーダの最後の想いを綴った描写は素晴らしいの一言。<BR>彼らしく軽快で、やはり彼らしく「ふてぶてしい」。<BR>それだけを読むだけでもこの作品を手に取る価値はあると私は思います。<P>この様な作品を「二次的」と見るか、それとも「リクリエイト」とするか。<BR>こんな作品がある。なら、模造品と言うのは非礼と私は思いました。<BR>これは「もう一つの」ではなく「新たな」SEED DESTINYと言っても過言ではありません。