2月14日が何の日すら忘れていたのでハルヒの仕草がなんなのか読みとれませんでした。そんな自分はもうダメか?<BR>それにしても今回はハルヒが目立ちません。他のキャラがその代わり目立っていたのでいいのですが、<BR>ハルヒ好きには今ひとつでしょう。朝比奈さん好きにはもってこいでしょうが(特に表紙)。<BR>長門に関しては小さいようでかなり大きな変化を見せています。<BR>次は短編?でしょうが陳腐な学園物だけにはならないようにしてもらいたいです。<BR>SFを腐らないように混ぜれるかが作者の腕の見せ所でしょうか。<BR>駆け足で終了した感も無く、物語全体は「溜息」よりはまとまっていたと思います。よって高い評価とさせてもらいます。
作者の谷川流を知ったのは、このシリーズの一作目。それから別シリーズともどもこちらのシリーズも追って読んでいる。作者の印象は、とにかく何でもそつなく書けてしまう万能タイプ。核には本格ミステリとSFの読書体験があるようで、作品も総じてそれらの丁寧な抽出から成り立っている。その意味で良質なライトノベル作家の典型だと思う。<BR> しかし、本作を読んでその印象に自信がなくなってしまった。もちろん、シリーズの基本となるミステリ的なガジェットは、本作にも有効に機能してはいる。またキャラの描写が以前よりも濃密になったわけでもない。だからシリーズ読者としては安心して買える作品である。しかし、この作品に漂うこの煮え切らなさは何だろう。<BR> とはいえ、面白いことは面白い。
スニーカー編集部がコミック・アニメ化して推そうとする文字通りの看板娘。内容は安定していて文句なし。ただ時間移動関連の説明が分かりづらいため、この辺は挿絵を設けるべきでは? あと直接は関係ないが、この世界観や人間関係をアニメでちゃんと処理しきれるかどうか。<BR> アンケート葉書でも書いたが、そろそろキョソ以外の一人称で書いてみてもいいのでは。<BR> あと、「涼宮ハルヒの陰●」などと伏せ字にして独り喜んでいたりする自分はどうかと思う。