「今日からマのつく~」から始まったまるマですが、この本はそのまるマシリーズの初めての番外編になります。<BR>物語は短編になっています。短編集のような感じです。<BR>飽きる前に話が終ってしまうので、飽きやすい人にもお勧めできます。<BR>物語の入りは必ずギュンターとある編集者の会話から入ります。<BR>物語自体はほとんど喬林さんらしいおもしろい文章です。<BR>ギュンターの知られざる出身地も明かされます。
ギュンターのつけている陛下との愛に生きる日記(大半は創作)。<BR>日記にどんなことが書かれているのかは、「今度はマのつく最終兵器」に出てきていますが、今回もそんな陛下との愛だけがつらつらと続いているのかと思いきや…<BR>ちょっとは似ている3兄弟の三男ヴォルフラムのさらにかわいらしい一面や、腰に来る低音渋い長男の苦悩の日々、そして、にこにこと笑顔を絶やさない次男コンラートのエピソードなど内容は充実しています。<P>特にコンラートの話はこのあと本編にも絡んでくる重要なものなので、「きっとマのつく陽が昇る」からはじまるシマロン編に手をつけるまえに読んで欲しいと思います。
マのつくシリーズの初の番外編。ユーリとヴォルフラムが城内で遭難する話、アニシナの結婚話、そしてコンラッドの地球に行く話の三本立て。ギャグ7割シリアス3割ってところかな。ヴォルフラムの画力も分かるし、グウェンダルがアニシナさんに振り回されてるところも見れるし、いつもニコニコしているコンラッドの自暴自棄になってるとこも見れます。おすすめですよ。