次男はまたおいしいとこを<BR>かっさらってます。<P>とにかく引きがすごいので、<BR>続きが待ち遠しいです。<P>個人的に一番気になるのは<BR>『アニシナちゃん』なのですが・・・(笑)
小シマロンと2千年間鎖国状態の聖砂国が国交を復活させる、という情報が眞魔国へと舞い込んだ。その真偽を確かめるために、ギュンターが小シマロンへ特使として派遣されることになった。しかし、ギュンターが特使に任命されたことが腑に落ちない魔王ことユーリは、船に密航を決意するが…。<P>今回の注目はなんと言っても、フォンクライスト卿ギュンターです。相変わらずの鼻血ッぷりも凄まじいの一言ですが、それと並立するかのように、彼がかっこいい!!ギュンターとっても(いろんな意味で)いい男。なんで隠していたの?ってくらい。もちろん、いつものギュンターは健在というよりも、パワーアップしています。<P>他にも、小シマロンの王・サラレギーの真意は不明だし、コンラッドも何を考えているのかわからない上に、おいしいところはきっちりと持っていくし、ヨザックは女装好きだし、ヴォルフは嫉妬深いし…。後半部分はいつも道理ですね…。<P>今回はいつにも増して笑いのエッセンスが振りまかれているようです。堪えきれずに何度吹き出して、にやける顔を誤魔化すのにどれほど苦労したことか…。そして、それに比例するかのように、物語全体の緊張感が高まってきています。この巻、最後の盛り上がりは、圧倒的ですよ。物語としては、次巻へと続くようです。<P>地球での有利の生活にもちょっとした大きな変化があり、そこも気になるところです。
久しぶりのマシリーズ刊行、早く先を読みたい気持ちと終わらないでと思う気持ちで、あっという間に読みました。だんだんそこそこに張り巡らされてた複線が少しずつつながってきて、面白くなってきました。今回は最近壊れてきていたギュンターの本領発揮といったところがありましたし、コンラッドも登場し、次の巻が待ち遠しい限りです。くすっと笑えて、ほろりと泣かせる、絶妙のバランスのおすすめ本です。