手帳の活用法を読んで,数年ぶりに能率手帳(JRA:日本能率協会)を購入する気持ちになった。そして,さっそくJRAのHPで年度版の能率手帳エクセル(カジュアル1)を注文した。<BR> 多忙を極める著者でさえ,能率手帳ですべてのスケジューリングをしているところに感銘した。<P> 全体をとおして,著者は情報活用のあり方を提示している。「情報は一度,自分をくぐらせなくては活用できない」という論点に深く共鳴した。
著者は3色の色分けで本を読んだり、レジュメをチェックしたり、手帳に記入したりしているとのこと。確かに自分で文章、文字を読んだり書いたりする場面で、意識的に、一貫した色分けをしていくとあらゆる場面で「あっ、楽だ」って思った。赤、青、緑と使い分けるだけで、後から見たときに最初に自分がそれを書いたり読んだりしたときにどれだけの重要度を持ったかがわかるから。<BR> この感触が著者の言うところの「情報は活用することに意味がある」になんとなくつながる感じがする。得てして情報をインプット→ストック→整理することに力を入れる余り、いざその情報を活用しようとするとすぐには使えなかったり、また読み返したりすること、私以外にも思い当たる人が結構いるのではないか。著者の仕事の鉄則=「(情報を)絶対に後戻りしないところまで形にして終えておく」は大いに頷ける。<BR> 強いて言えば、大事な「赤」とまあ大事な「青」の使い分けがなかなか難しいところだが、これについては読者の主観にゆだねられていてあまり深く触れられていないところがどうなんだろう。自分自身でうまく使い分けていけばよいと思う。
赤、青、緑という色彩を使い、人間の潜在能力(脳)を活性化することで理解力を高める方法です。<P>トニーブザンのマインドマップの色の使い方に非常に似ていることもあり、両方を併用することで更なる潜在能力を高めております。