本書は、作者吉田直先生の御逝去により未完で終わってしまった大作『Trinity Blood』の画集です。<BR>故・吉田先生の描く世界観をそのままイラストにしたようなTHORES柴本先生のイラストは、いつ見ても溜息が零れるほどに美しく壮観です。<BR>本書の装飾も素晴らしく、いつまでも大切にしていきたいと思わせてくれます。<BR>中には値段が高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえ、そんなことはありません。<BR>むしろ1万円未満でこんなに素晴らしい画集が購入できるなら喜んで、といったところでしょう。<BR>ただ、自分的に少し残念だったのは、『トリブラ・タロット』が収録されていなかったことでしょうか…。<BR>おそらくDVDの特典として付くためなのでしょうが、期待していただけに…。<BR>↑の理由で星4つにしようかとも思いましたが、やはりイラストと装飾の素晴らしさから星5つですね!
作者の逝去により未完となった『トリニティ・ブラッド』というシリーズ小説のイラスト集です。<BR>THORES柴本さんという方が描いていらっしゃいます。<P>1999年に発表されたプロトタイプ『トリニティ・ブラッド Apocrypha』から2004年までに発表されたカラーイラスト数は約130点。<BR>そのほとんどが収録されているオールカラーイラスト集です。<P>時に小説の一部を、もしくはそれ以上のものを担う挿絵。<BR>私はこの『トリニティ・ブラッド』でその事を再認識しました。<P>一番最後のカラーイラストに、永久に書かれることのない過去の情景が描き下ろされています。
何が豪華というか?って・・・装丁が豪華そのものです。<P>私的には”THORES柴本”さんの美し面立ちに繊細で凝った<BR>コスチュ-ム、そして重厚な武器類・・・<BR>イラストの豪華さに惹かれて、当初原作を読み始めました。<BR>個人的にTHORES柴本氏は、あの天野善孝を超えた!!と、<BR>思いました。(天野さんFANの方ごめんなさい!!)<P>原作者亡き今となっては、このイラスト集から未完の大作<BR>《トリニティ・ブラッド 》を何時までも記憶にとどめら<BR>れるFANには、必見の一冊だ、と、思います!!