読み物としてだけでも十分面白い! <BR>香港の断片をまるで自分で見たような、そんな気にさせてくれます。<BR>私は、肉とか魚を煮込んだ臭いがまるでダメなので、楽しい読み物として留めておくべきか、でも足を踏み入れたい、と真剣に悩んでいます??<BR>香港に行く予定のある方、まずは読んでみては?
メニューの詳しい解説など載っていて、非情に面白かった。<BR>茶餐廰でまた冒険する勇気が出てきました。
先頃行われた香港人への「最も香港らしいものは何か。」というアンケートで、トラム、スターフェリーをさしおいて第一位に輝いたのがこの茶餐廳(食堂兼喫茶店)である。<P>香港の茶餐廳のガイドブックがあっても不思議ではないかもしれないが、残念ながらこの本は茶餐廳のグルメガイドではない。この本では、茶餐廳の入り方から始まって、メニューの読み方、メニューの説明、相席の方法、お釣りの貰いかたなどを本筋に、足跡の付いた洋式便座、食事の残し方、レモンティーのレモンの枚数、出前一丁の焼きそばなどの小ネタを織り交ぜ、香港の生活文化を語ってしまうという日本人である著者が香港人でもやらなかった壮大な試みを行い、結果見事に成功している。<P>これから香港行きを計画されている方、何度か香港へ行ったがいわゆる有名店へ行くのに飽きられた方、ぜひこの本を読んで、「香港食の真実」を味わって欲しい。茶餐廳に不味い店はないと言ってもいいから、どこの店でもいい。店員がさっぱりこっちを振り向いてくれなかったり、皿が欠けていたり、無理やり相席にされて、相席のカップルが携帯電話で話す声がうるさかったりするかもしれないが、そのときはすまない。香港庶民ウォッチングと思ってあきらめてくれ。