演習編ともうひとつをセットで購入する読者がほとんどだとは思うが、演習編でないほうの理論を実際に身につけたいのであれば別の問題集を利用するべきである。筆者の理論は確かに正しい（と、私は思う。おすすめである）もので、それは演習編でないほうを読めばよくわかる。ただし、すべてその考えで解けるかというと、練習をつまなければならず、その練習をつむ際に、洗脳されたかのように同じ筆者の本の解説で納得するのが最良の勉強方とは言えないと考えられる。<BR>演習編でまだ理論が定着していない学生にとっては、それを補足する意味での演習が必要ではあると思うので、その場合については「演習編」の意味を成すと思う。