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| 戦国の堅城―築城から読み解く戦略と戦術
(
中井 均
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戦国期の山城16の紹介と,この時代の城,戦術,戦略の説明からなっています。説明は現場主義。現場を訪れて考察し,机上の説明とは異なった評価をしているところが嬉しいです。各城の説明には6から10ページさかれています。縄張図には弓鉄砲の射程・射角なども記載されているものがあり,現場で,攻手,守手の状況をイメージできます。また,なぜその城が置かれたのかの説明もその地域の状況を理解に役立ちます。復元図を見ているだけで訪れたくなります。訪問の際の交通などが紹介されていればベストでした。掲載されている城:山科本願寺,近江観音寺城・鎌刃城,武蔵杉山城・松山城・滝山城,三河長篠城,遠江二俣城・田中城,相模三崎城,信野大島城,豊前長野城・鷹取城・順天城,伏見城,丹波篠山城
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