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森田療法 ( 岩井 寛 )

森田療法自体は80年以上前に発表された論文に端を発する神経質症に関する精神療法である。森田療法は,神経質症を特異な症状と捉えず,神経質症に悩まない多くの人との間に連続性を認めた。つまり,誰しも神経質症の素地があり,神経質症の人間だけが特異という理解はしない。<BR>なぜなら,神経質症は,よりよく生きようとするポジティブな意欲と,それにかかわるネガティブな感情・現象との間の葛藤によって起こるものだからである。むしろ真剣に生きようとする意欲のある人のほうが神経質症に陥りやすいと考えている。<P>本書は,この古くて新しく一部の人にはすでに有名な森田療法について,著者自身が批評と私見を加えて敷衍した内容を,専門家でなくともわかるように比較的平易に述べたものである。<BR>神経質症が特異な病気ではないという理解にたっている本書は,神経質症に悩む人間はもちろん,そうではない人間にもぜひ手にとって読んでほしい。<BR>よりよく生きようとして悩み,葛藤する人にとって本書は,生き方,ものの考え方のヒントとなるだろう。<P>著者自身が,神経質症に悩んだ経験があり,人生を葛藤しながら生きてきた人間である。<BR>そして彼は,癌に侵され死期の迫る中,口述によって本書を著した。<BR>本書は,著者の人生の集大成であり,自分がいかに生きるかということについて出したひとつの答えであり,渾身の名著といえるだろう。

世界的に知られている森田療法は、神経症に伴う不安、恐れを、「あるがまま」に受け入れる事を説く。しかし、表面的に受け取ってしまっては、真の「あるがまま」の意味は伝わりにくく、誤解の恐れもある。<P>筆者は、自身の体験や治療した患者の例を通じて、判りやすく、具体的に森田療法について解き明かしており、森田療法への格好の入門書となろう。また癌におかされ、失明にいたりながら著述を行った著者のエピソードは感動的である。

森田療法に関する記述もさることながら、著者の生き様が問い掛ける意味があまりにも強烈だ。<BR>著者は、目前に迫り来る死と戦いながら、最後の一瞬まで、人間として生きることの意味を考え、人間としての自由を守り通したいという。<P>あるがままに自己の不安と実現欲求をみつめること、生きることの自由とは、意味の実現に賭けること、という著者の言葉は胸の奥底にある襞に沁みる。<BR>魂に暖かく大きな風を吹き込むような、勇気を与えてくれる本である。

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