3ヶ月ほど中国への出張が決まったので、これを機会に中国語を勉強してみようと思いこの本を購入しました。<P>「中国語を学びましょう!」というよりは、「中国語とは…」ということを、中国語と日本語の類似点(=漢字を使用する)や同じ漢字を使用しても意味が異なることもあるややこしさ、中国語独特の発音・文法等等を通じて、わかりやすく教えてくれる本であるという印象を受けました。<BR>また、筆者が中国語を学ぶ上で苦労した事も交えて中国語の基礎知識が語られているので、中国語を学ぶことの大変さも併せて語ってくれています。<P>中国語を話したり聞いたりするためには、CD付きの学習本を購入する方がいいと思いますし、是非そうした方が良いと思いますが、この本を読んだ後で、「中国語ってこんな感じなんだ」ということがわかった上で学ぶほうが理解が進むような気がします。<P>初めて中国語に接する方にはお薦めです。
語学に関して言えば「話す」ことが上手であることと「教える」ことが巧みであることは必ずしも比例しない。この本の著者、相原先生はNHKのテレビ、ラジオで中国語講座を担当されたことでもわかるように教えることの達人だと言える。<BR> 最近の語学書は大抵CD付のものが普通だ。中国語は独特の発音や声調が大きな壁になる言語であるだけに本格的に学ぼうとすれば、やはりCD付の書に一歩譲らなければならないだろう。だが、この本は中国語の合理的な学び方のコツを教えてくれると言う点で貴重だ。他のテキストで学ぶにしても、この本はガイドブックとして大変に有用だと思う。<BR> 語学本としては廉価だ。備えておいて損のない名著である。
長年教壇に立っているからでしょうか、文章も一般教養の中国語一時間目といった導入部分から、同じ漢字を使っても日本語と中国語ではどう違うのかとか、ピンインについて、発音の仕方など、ほんとの導入部について説明が続いていきます。大学を卒業していて、ラジオ講座を聞くにはタイミングが悪く、毎週テレビ講座も見れないが、テキストを買って合間を見つけて中国語を勉強したいという方は、メインのテキストのほかに、この一冊を読むと、より、初速の負荷が軽減されてスムーズに学習を滑りだせると思います。