この人はすごい!、嵐山光三郎。快楽主義の塊だ。<BR>「ローカル線」と「温泉」と「地元の旨いもの」という<BR>最強トリオを求めて日本全国煩悩の旅。<BR>テレビ東京の土曜スペシャルがさらにマニアックに<BR>なった感じ。読んでいるだけで、旅したくなってくる。<BR>旅のコンセプトは、つげ義春とは対極に位置する(笑)。<P>ガイド本としても秀逸で、特に温泉と地元の名店の<BR>数々は参考になる。<BR>旅のお供として必須です。旅のバイブルとして重宝しそう。<P>ある意味自分の老後の理想かな。<BR>こういう快楽主義オヤジに自分もなりたい、と<BR>強く思ってしまった
本書は著者が同行者2名と一緒に、ローカル線に乗り温泉宿に泊まってうまい料理を食べ、日本一周した旅行記。北は北海道から南は九州まで、路線図と共に、その地での宿泊地や食事処を値段も交えて紹介しており、ローカル線の良さは勿論のこと、読んでいて一緒に日本全国を旅している気分にさせられます。それと、地元でしかあまり知られていない名店が随所に紹介されているのもポイントといえるでしょう。ヘタな旅行ガイドよりも信用できて、旅行時にも持っていきたい1冊です。