コーチングの技術―上司と部下の人間学 みんなこんな本を読んできた コーチングの技術―上司と部下の人間学
 
 
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コーチングの技術―上司と部下の人間学 ( 菅原 裕子 )

コーチングの考えだけでなく、実践の技術まで記述されており、参考になる。例えば、バックドラッキング。これは、相手の話からキーワードを見つけ、そのキーワードを繰り返す質問の方法。早速、職場で、家庭で、実践してみたい。<P>難点を言えば、その人の好みにもよるのでしょうが、話が多岐にわたっているため、自分にはこの方の文章は読みやすいとは思えませんでした。それを差し引いても、コーチングのことは一通り分かるので、まずまずの本です。

 コーチングについての入門書として最適!<BR> 説明されているのは、技術というよりは「コーチング」の考え方(概論)<BR>とコーチングを挟んだ人間関係。<BR> コーチングを通じて、人と接する時にどう行動することが両者にとって<BR>最適なのか?を新しい視点から気づくことが出来る。<BR> <BR> いろんな対人関係においてコーチングの知識が使えそうである。

 どうもハウツー書というと、そこに述べられているテクニックばかりに関心が偏ってしまう。それで、コーチングも一時的な流行でもてはやされるだけなのか?いや、実はコーチングは人を指導する立場にある人、そして何よりも自分自身の思考と行動を良い方向に導こうとする人なら誰でもしていることを明晰な実践の理論として示したものであろう。具体的な要領は直接に本書に当たればいい。この本は丁寧な叙述で十分に読みやすい。それよりも、著者が言う「コーチングマインド」についての考え方をあえて強調しておきたい。組織にコーチングマインドが浸透していないところでは、いくらコーチングのハウツーを個々の者が習得しても、それを活かすことは難しいという考えを。組織の真の活性化をめざすなら、上に立つものが率先して、組織の体細胞自体を換えるくらいの覚悟がいるのである。この本の根本にもそういう考えが底流していることを忘れてはならない。

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