野球選手に清原という人がいる。<BR>才能は素晴らしいが、年や怪我で思うような成績が出ない。<BR>だが、ここぞというところでは大活躍する。<BR>キャラも立っていて人気はとても高く、欠かせない人である。<P>ファウストもこんな感じではなかろうか。往年の、は違うかもしれないが、部数は話題にのぼっているほど高くないという。逆に言えばそれほど、少ない人の心を捉えているということである。<P>単純比較だけだったが、軽いコラムもいいですか、たまには。<BR>それで、何故この考えに行き着いたかというと清原のポジションは<BR>ファーストであるからだ。<P>ファウスト、ファースト、清原。<BR>HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!
異論はあろうが、読む価値のあるエンタテイメント文芸誌は「ファウスト」しかない。<BR> 西尾維新、舞城王太郎、上遠野耕平といった今をときめく(一部、息切れしてる人もいるが)作家の作品が読めるのはやはり魅力だ。<BR>「りすか」はいい感じで維持してる。この先が普通に楽しみだ。舞城はマンガで参戦だが、これを舞城の文体で読んでみたい、と興奮させられるイメージの片鱗はある。上遠野さんの作品は、うん、アリです。「ブギーポップ」は正直「終わってる」が、あの手法で純文学をやったら「意外と賞とれるんじゃない?」感がないでもない。「ない」のに「ある」と思わせる才能は、小説家としては得難いものでしょう。<BR> ともかくも、日本のエンタテインメント小説を「感じる」には格好の「ファウスト」第五号であります。
巻を重ねるごとに厚く&高くなる、小説や作家の書くコラムよりも対<BR>談や漫画のほうが面白い/興味深い(自称)文芸誌。ウエダハジメが起<BR>用された表紙(自分は大好きですが)は今までのとだいぶ印象を異にし<BR>ているけど、中身(連載/メンツ)は相変わらず停滞気味。<BR> <BR> 舞城王太郎が漫画を描いてたり、ノヴェルゲーム製作者にインタヴュ<BR>ーしてたり、高見広春の文章が久しぶりに読めたりと、面白い趣向はあ<BR>るのだが、やっぱりいつものように全部読み通したいっていう気持ちに<BR>はならない(それはたぶん、同じ作家の小説/文章をいっぺんに数作載<BR>っけてるせいだと思う)のが残念なところ。一人編集の限界がそろそろ<BR>現れてきたってことかな?<P> とりあえず、更科のクソつまらねえコラムが消えたのが一番良かった<BR>ですぅ。