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| コミック昭和史〈第4巻〉太平洋戦争前半
(
水木 しげる
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第4巻の本書は昭和17年6月のミッドウェー海戦から昭和19年ニューブリテン島での著者の軍隊生活までを描く。この島での出来事は今までに何度も作品化されているが、このシリーズが一番詳しく正確であると思われる。 本巻「太平洋戦争前半」は筆者の野戦行きが決まるところから始まります。そして筆者の分隊がニユーブリテン島のバイエンで全滅するまでを描いています。筆者の連隊はパラオのガスパンに一時滞在したあと、ニューブリテン島に上陸し、戦闘の最前線にいよいよ向かいます。<P> 本巻の251ページから第6巻にかけての筆者のラバウルでの様子を描いた個所で、ところどころの印刷が荒くなっています。該当個所は「地獄と天国」という作品のセリフを変えて再利用した個所で、おそらく原稿ではなく印刷物から復刻したことによると思われます。「地獄と天国」は『水木しげる戦記傑作大全 別巻』で読むことができますが、これも雑誌から復刻されているので鮮明ではありません。
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