死ぬことで伝えるんじゃない。生きることで伝える本だ。でも生きることで伝えることって難しいんじゃないかな?だから、それができる王様ってほんとにすごい。王様が私たちひとりひとりにいるんだ、って思ったら、その日一日なんだか物語のなかに入ったみたいにすてきになる。王様と出会ってもう何年もたつのに、いまでも王様のあのいばった口調で話す一言一言、私はもう一度、と時折聞きたくてたまらなくなる。
学校の図書館で借りて、読んでみたらなんか、まだ14歳なのに<BR>この本のおかげで忘れていたなにかを思い出させてくれたような気がします。<BR>だから、みなさんもぜひ読んでみてください!
タイトルからして、子供向けのファンタジックな話なのかと思いきや、深かったです。<P>人生に疲れた僕と、子供のように自由で想像力豊かなちいさな王様とのやり取りは、不思議で楽しいし、本当に深いです。。それになんだか哲学的。<BR>王様は、凝り固まった石頭をがつんと砕いてくれる感じ。忘れていた、空想する楽しさを思い出させてくれる。<BR>「王様がかけていて寂しい人が世の中には沢山いるはずだ」つまらない日常も小さな王様がいれば、ファンタジーになる。<BR>私の所にも、王様が来て欲しい……<BR>それになにより、妙に心に残るカラーで存在感のある挿絵、ミヒャエル・ゾーヴァのイラストが最高!!!!