心の美意識を刺激される本でした。<P>面白いだけでなく、いろいろ考えさせられたり、<BR>私も良く生きたいと思わされたり・・。<P>巻末に美輪さんのおすすめの映画などの<BR>リストが載っているのも、とても良かったです。<P>美輪さんのおすすめの美しい文化を<BR>私の生活に取り入れたいです。
独創的で、個としてきちんと存在しているということ。それがいかに大切であるかということをまず痛切に感じた。そして本物を作り出すためには、ある期間一定の鍛錬をしなければならないこと。いや、ある期間というのは正確ではなく、人生そのものが本物を作り出すための道程でもあるということを意識させられる。本物を養う目を手に入れるためには本物に触れることが近道かもしれない。巻末にはそのための一歩として筆者がわたしたちに薦める種類の、音楽・文学・映画等々について紹介がなされている。テレビを音楽代わりにつけている若いひとたちに特に是非お勧めしたい。
美輪明宏さんのレビューを書くのは2冊目ですが、この本を購入した<BR>時よりも、むしろ気付いた度に・ひらめきがあった度に改めて読み直す<P>事で、また新たな事柄に出会う事になったり、新たな事柄を知るきっかけになったりする本だなあと思います。巷では「美輪リスト」とか呼ばれているとか…。僕もパラパラ本をめくっていた時に「ジャン・ピエール・ランパル」のフルートを教えて頂いたりして、実際にCDを購入しまして、朝の起きだては毎日のように聴いていたりします。自分自身の内面を磨きたい方々には、特に「天声美語」にて美輪さんに触発されてみてはいかがでしょうか。