金融商品がこれほどありふれる時代にあっては、自分の決断で自分に適したものを選ぶ力を身につける必要があります。しかしながら、これまでの学校教育にあっては、金融商品について勉強をする機会が経済学部などの大学教育などに限られていたと思います。<P> この本の良いと思うところは、簡潔で、しかも可愛らしいクマの絵により、さまざまな金融商品の中から最適な商品を選択していく上で基本的で忘れてはならない考え方や感覚を、直感的にかつ容易に身につけることが出来ることだと思います。目論見書を見ても分かりずらかった投資信託や外貨預金についても、どのような観点から「買い」なのか「売り」なのかを順序だてて説明してくれています。<P> あと、森永卓郎氏と細野真宏氏とのお金と個人をめぐる対談は、日本における不況からの脱却案やこれからの個人の生き方についても言及していて、大変興味深く一見の価値ありです。
経済について勉強したいけど、勉強の方法もわからないし、株や相場は難しそうだし、<BR>お恥ずかしながら社会人になって数年たつのにちっとも経済新聞はうまく読めないし、<BR>とういうことでとても困ってたんですが、この本のおかげで経済に関して以前よりも関心が高くなりました。<P>株、投信、外貨預金の情報から日本の経済状況の読み方が少しわかっただけでも私にとっては大きなメリットです。<BR>それだけわかって1,300円は私にとってはお得でした。
細野 真宏氏は第1章のみを担当されています。そのほかの章は、マネー経済プロジェクトチームがお書きになっています。半日あれば読むことができ、シロウトにもわかりやすく書かれており、忙しいサラリーマンにうってつけと思います。内容は、入門書で、実際に投資をするなら実用書が必要と思います。