競売。不動産投資。不動産業界。金融機関とのつきあい。<BR>今までしっくり来る本や情報が無かったのが、この本では1冊で学べる。<BR>その上に実体験に即していて、裏の裏まで詳細に学べる。<BR>著者は中古車市場の価格を調べるうちに全ての商品が「人気商品」「売れている商品」「普通の商品」という3つに分けられることに気づく。<P>この3つは発売後の値下がり率のカーブの動きがまったく違ってくる。<BR>この本ではその「人気商品」を見つける方法を教えてくれる。<BR>また、競売で、一般人向けの本や雑誌の記事がいかにウソばかり書いるかを説明してくれる。(例えば「空室」物件を競売で購入するのは非常に危険だということ。)<BR>とにかく、実際に自分が体験した事実をあげているのがいい。<P>どうやってバル後に五件の不動産を入手し、どうやって転売したかという経緯を公開してくれる。
タイトルがあまりにも二匹目のドジョウで、引いてしまった人も多いのではないかと思いますし、手に取った人でも、不動産の話やらなにやらで、どこぞで見たアレではないかと思って買わなかった人もいるかもしれませんが、実は全然違う本です。これは、30になったばかりの人が、いかに財産を形成していったかというものの考え方を記述した本です。どのタイミングで何をやるか、プロを妄信せず(というかプロはプロなりのドグマに浸かっており、そのままでは使えないというのが著者の主張)、身近な経験を生かして考え抜き、必要な努力を惜しまずつぎ込み、そうやって財産形成をしてきた、という記録の本です。私は、書いてある内容に、正直、目からうろこ、こういう考え方があるのだなあ、と感心してしまいました。<P>実際、大変優れた考え方と思いますし、そうだと思う部分も多いのですが、でも私には無理だな。これだけの努力を、いかに自分が考えた結論とはいえ、サラリーマンとしての仕事の傍らで注ぎ込むことは、よほど自分に確信がないとできないし、そもそも努力をできるのもある意味で才能なのかも、とすら思えるくらいのことをやっています、著者は。<BR>また、著者は、不動産のインカムゲインのみならず、キャピタルゲインで相当成果を得たと書いていますが、これはなかなかマーケティングのセンスがないと難しい話だと思います。そういう意味では、目標として、あるいはある種の理想形として読む本なのかもしれません。<P>・・・ところで、不動産を短期で売買してのキャピタルゲインには税金がすごくかかると思ってたんだけど、本書には税金で苦労した話は、な・ぜ・か、全然書いていません。その辺の話は他の本で読んだほうがいいかもしれませんね。不動産もので言えば、藤山氏の本に詳しく書いてあったと思います。
ソフトな表紙だったので萩原某のような生活防衛一点張りみたいな内容を想像していたが正反対だった。<BR>ある意味で過激で失礼な内容だが、ユニークな正論と力強さで吸い込まれる。<BR>正直いうと期待はしていなかったがひじょうに良かった。<BR>ただ、彼が短期間に片手間で築いた数千万円の資産に目を奪われずに、この本では彼独自の哲学を学ぶべきだろう。