この本を読んでいて「アメリカの景気は60年周期で動いている」ということを思い出す。また、最近の本で「株はあと2年でやめなさい」等、読んでいても根拠がはっきりしないものが店頭に並んでいるのを見かける。さらに、資産の分散化をよく助言されるが現実問題として、海外に寝かせておく資金もないのが現状である。<BR> この本を読み終えたところでその答えがはっきりした。それは、株、為替(円、ドル、ユーロ)が、サイクルで動いており、材料で上下していないと言うことである。この本の中には、2010年までの、為替の動きが詳細(通貨、時期)に述べられており、国内にいても資金を有効に使うことにより、今後迫りくるインフレに対処する方法が書かれていることである。<BR> 大変に重要な参考書となりそうだ。
あくまで予測本です。実際に投資している方は、自己責任で。著者は一切責任取りませんよ。
東京銀行時代にNYに駐在して以来、対米生活22年の著者が大胆に2005年から2010年までの相場を、独特の切り口で大胆に予測している。<BR>これまでも、かなり大胆な予測で注目を浴びているが、その鋭い切り口には、注目したい。<BR>特に米国経済の分析や、波動論は著者の真骨頂である。