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| 無念の戦後史
(
西部 邁
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自分は大東亜戦争関連の本を読み始めるまで、学生運動や浅間山荘事件なんかは右翼が暴走してたのだととんでもない勘違いをしてました。なぜかというと今は左翼を左翼といわない市民団体というので若い自分には一見わからない。現在の高度成長も政治の流れも呑みやすく進んで解説してくれてるので勉強になります。 頭が悪くなる。<P>最近あまり使っていない頭で西部氏の本を読み進めていくと<BR>汗が出てくる。ゆっくり読み込まないとアレ本当にそうだっけ、<BR>と行きつ戻りつ。<P>大東亜戦争から自らのヒストリーに重ねつつ日本近現代史を<BR>振り返る渾身の書き下ろし。<P>西部氏が日本戦後史を語る際、いつも口にする「命以上の価値は<BR>ないのか」という疑問。三島が問うたことの意味。生命生存を至上<BR>の価値とすることで思考停止に陥り、日本人の心の中でパブリック<BR>なもの・価値観が希薄化した。<P>家で腰を落ち着けてよく読んでみたい本です。
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