オールカラーの写真をベースにつくられ、しかも文庫で手軽な世界遺産<BR>シリーズ、ヨーロッパ第二弾。<BR>フランスやイギリスなどの宮殿、壮大な教会・修道院、古都、自然が<BR>紹介されています。<BR>具体的には、表紙になっているモンサンミシェル、ウエストミンスター、<BR>アルハンブラ、セゴビアの水道橋、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、<BR>ケルン大聖堂、カンタベリー、ハドリアヌスの城壁、ストーンヘンジ<BR>など。<BR>近代・中世から先史時代に至るまでヨーロッパに思いを馳せながら、<BR>豊富なきれいな写真を楽しむことが出来ます。<BR>解説文は、そんなに長くない文章の中に、情報を詰め込んでいるので<BR>(建築の様式等も含め)かなり、いっぱいいっぱいという感じもあるが<BR>勉強になる。<BR>本当に写真がいいので読んでいて飽きないし、いつでも紐解きたい書。
高校時代は世界史を選択していたのですが、そこで学んだ知識はといえば、やはり表面上のものでしかありませんでした。それに比べて本書の写真の量と細かな解説はまさに歴史読み物のようで、次の遺産、次の遺産へとどんどん旅をしていきたい気分になります。日本には無い、壮大な世界を感じさせる多種多様の文化の歴史が次から次へと迫ってきます。文庫サイズの割に値段が張るのですが、、オールカラーで紙質もしっかりしていますし、手軽に読めますので、この値段にも納得です。
本を開くと、右側に説明文、左側に写真といったレイアウトです。とにかく、オールカラーできれいな写真が豊富です。説明文も、世界遺産各所の歴史的背景や建築者や設計者の意図についても触れられていて、世界遺産に触れてみたい初心者に気楽に読める、最適な内容ではないでしょうか。