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| 対人恐怖―社会不安障害
(
貝谷 久宣
)
良かったと思います。対人恐怖については色々と読んできましたが、この手の本は大体特定の治療法を宣伝する為に他の色々な治療法を批判したりするものもあったりしますが、この本はとても説得力があり私のように悩んでいる人にとっても前向きに考えられるようになる本だと思います。
これまで長年臨床心理士として学生相談室や精神科クリニックなどで、若者を中心にカウンセリングに携わってきてしばしば感じさせられることの一つに,不登校や引きこもりをはじめとする多くの症例に共通して認められる対人不安心性の根強さがある。かつては日本人特有のものと考えられていた対人恐怖症関連の専門書や一般書は少なくないが,人前で照れたり,アガッタリする対人不安や対人緊張などによる社会不適応障害(社会恐怖)に悩む人との心理治療的関わりを持つわれわれが,直ぐにでも役立てたいと思えるような著書に,少なくとも私はあまりお目にかかっていない。本書はこのような私の思いにはじめて応えてくれた,対人恐怖の病理と診断治療に関する一般解説書である。しかも内容的に,最新の内外情報と著者の豊富な臨床体験に基づき,若者に多いと考えられる対人不安心性のメカニズムにまで踏み込むなど,専門的な立場から見ても興味深い知見で満たされた極めて説得力のあるものとなっている。<P> 本書は,具体的な症例と資料を随所に示しながら,社会不安障害の実像と治療技法について,実に簡潔で解りやすく解説されているところから,対人恐怖に悩む人たちとってこの上ない福音の書となるに違いない。また,認知行動療法や社会スキルトレーニング等心理学的側面からの解説も十分なされていて,われわれ心理療法家にとっても必読の書といえよう。<BR><br> <br>
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