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| 播磨灘物語〈2〉
(
司馬 遼太郎
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秀吉の帷幄を支えたもう一人の謀臣、竹中半兵衛が登場する。<P>半兵衛が稲葉山城を奪取してしまう話とその後日談、<BR>司馬氏の目を通した半兵衛と官兵衛の違いはその後の両者の生き方を<BR>考えると言い得て妙。<BR>似たような雰囲気を与える両者だが、やはりキャラクターは<BR>かなり異なる。<P>半兵衛と官兵衛、相互に相手を見つめる視線の優しさが、<P>やはり2巻においてもこの作品に優しさを感じさせる<BR>何かを運んでくれる。<P>読後感の爽快さ、間違いなし。
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