「失敗は成功の母」<BR>そんなことは知っているよ!という人がほとんどだろう。<BR>でも、それをしっかりと理解し、実際に実践している人はどれだけいるのだろうか。<P>失敗「学」と堅苦しい名前がついているものの、本書で著者が言いたいことは<BR> 「失敗は成功の母」<BR>という、ただそれだけである。<BR>その格言を、実例を交えながらいろいろな角度から分析し、著者の考えを盛り込ませながら、説得力をもたせたのが本書である。<P>失敗とは何か?<BR>失敗とどのようにつきあえばいいのか?<BR>失敗をなくすにはどうすればよいのか?<P>失敗を忌み嫌うのではなく、失敗と真正面から向き合う。<BR>社会としても、組織としても、そして個人としても、失敗に対する肯定的な態度を形成していくことを著者は望んでいる。<BR>失敗は必ず起きるものである。
工学博士である著者の経験、正に『失敗学の発想』をベースにした、判断と行動のとり方を紹介したもので、普段使っている“失敗を生かす”“経験を生かす”方法を教えてくれています。<BR>日々の“繰り返し”になりがちな生活を、より有益にするために毎日を送るために必要な心構え、そして考え方はすぐに実践していきたいものだ。
失敗事例をベースに、文章構成されていてとても読みやすかったです。事例が多用されていることで、どんどん引き込まれていきます。値段も安価でお勧めの一冊です。