実は私も、といっても、有名人ではないが、坂道愛好者である。20年来、友人と散策と称して、街を歩く事を楽しみの1つにしている。タモリ(編集部)曰く、坂道の美しさは都会にあって、適度にうねりがあり、江戸風情があり、名前に由来があること。東京を中心に都会の隠れた(といっても道が自ら隠れていた訳ではないが)坂道を似合わないほど美しい写真で紹介している。坂道は自分で見つけて楽しむものに思え、この本をガイドブックにして持ち歩きたいとは思わないが、同じ愛好家がいて嬉しい。田舎の郊外にまっすぐな坂道が延々と続くと徳川家康の格言のように、気が重くなるが、都会の坂道の少し曲がったあたりに好みのお店があったりすれば言うことない。
確か福岡人だったはず。名古屋は以前ネタにしてバカにしていたことはありましたが・・・。まあそれは置いといて、この本はとてもよかったです。こういう普通の人と異なる視点から物を語らせれば、タモリさんにかなう人はいません。タモリ倶楽部の書籍版という感じでしょうか。タモリさんのおうちはウチのご近所なので、このあたりの坂道も歩いたのかなあ?と思いつつ、散歩する毎日です。
渋いです。<BR>坂道に対してのコメントが本当に面白い。<BR>毎日寝る前に1坂ずつ読んでます。<BR>ガイドもついてるし、本当においしい本ですよ。<P>まえがき&あとがきも愉快です。哲学だぁ~