大人になると不謹慎なネタで笑うことが難しくなります。へたに教養つけて化粧して身だしなみに気をつけるようになると、ストーリーの粗雑さとか絵の未熟さとかが目について楽しめなくなります。そうやって昔好きだった漫画を改めて読み返してみてガッカリした、そんな経験を皆さんお持ちでしょう。<P>だがこれはまだいける!私はリアルタイムでこの岡田あーみん最高傑作を読むという幸運な小学生時代を送りましたが、今読んでも全ての笑いがショッキング!なかでも第5話の「赤だして、白だして…」の衝撃は格別です。<BR>猛烈なストーリー展開、りぼん作家とは思えないカジュアルな線を受け入れられればきっと老若男女がハマるはずです。
登場人物が痛いギャグを飛ばし周囲がしらけるシーン。最近よく見かけますねえ。社会から温かみが薄れているのでしょうか。<P>この本ではそのようなことはございません!<P>忍者の先生が、そして生徒が熱い情熱で激しくツッコミを入れ続けます!ボケには愛のあるツッコミが必要です!ボケとツッコミは人生の潤滑油!ツッコマなければ絆が切れてしまいます!人は絆で生きています!生 き て い け な い ん で す よ !!<P>潤滑油効きまくり、こてこてテンパリギャグの金字塔がここに!!
何年経っても面白いものは面白い!<BR>絵が特別上手いわけでもないし、ギャグに筋道も感じられない。<BR>なのに何故こんなに面白いのか。<BR>嫌味がなくストレートな勢い重視のギャグ漫画。<BR>理屈で笑わせるのではなく、そのまま作者の感性が生きた作品だ。<BR>どんなギャグ漫画でも何処かに作者の思慮が見え隠れしたりするので、純粋に笑えないのだがこれは違う。<BR>たった1ページに何回も笑える。はっきり言って読者を無視とも言える内容だが、心地よく、なんもかも忘れたい時はこの漫画に限る。<P>先生は全部で三作品描いているが、これが一番おすすめ。<BR>この方は天才としか言いようがない。