「ヒカルの碁」が完結した時にはまだ続きを読みたいなと言う寂しさがあったのだが、この作品で全く異質の小畑健ワールドに出会うことができた。「ヒカル」と並べると光と影のような作品とも言えるだろう。<P> 名前を書くだけでその者を死なせることが出来る死神のノートを手に入れた少年。この設定だけを見ると有り勝ちなネタかなとも思える。だが、極度に知性的な分、感情が失調したようなこの少年像が今までにない独自の世界を生み出している。ライバルとして登場する謎の名探偵Lとの頭脳戦、心理戦は一級のミステリーと言っても良いだろう。<P> きっちりと計算された原作の面白さに「ヒカルの碁」で培って来た小畑氏の画力がマッチしてブームの予感がする。要チェックだ。
この漫画を読んだ後は考えますね。<BR>主人公は果たして正義なのか?<BR>では正義とは?そのための代償とは?<BR>内容そのまま受け取らずに、自分なりに意見を持つことができるすばらしい漫画だと思いました。
週刊少年ジャンプで連載している本作品。規制が厳しくなりつつある今日この頃、少年誌でこんなにも面白い作品が出てくるとは思わなかった。ストーリーもさることながら、やはり絵がうまい。さすが小畑健です。<BR> 僕としてはヤングジャンプあたりの青年誌でもっと自由に書かせてあげたいなぁと思ったりもします。それでもここまで「書けてる」「描けてる」作品は少年誌では久しぶりですね。