森下千里というグラビアアイドルはカメラマン泣かせなのではないか。かわいらしい少女のような魅力、勝気で颯爽としたボーイッシュな魅力、大人の色っぽさを持った小悪魔的魅力、といった相反する要素を有している。よって、これらの要素が同居してハーモニーを奏でた暁には、芸術的なものになるのであろうが、そのようなものは一回も見たことはなく、大体はページによって印象がころころ変わったり、衣装や背景と本人のかもし出す魅力がマッチしてなかったり、あるいは何も表現せずただ写真を撮っただけということになってしまう。そういう観点から見ると本作品は失敗作ではないかと思う。<P> ただ、相反する魅力を持っているというのはきわめて得難い魅力で、やはり稀有な逸材には違いない。潜在能力から言えば、今のグラビアアイドルの中ではナンバーワンなのではないか。ウマの合うスタッフに出会うこと、ならびに本人の努力に期待する。
価格を考えれば★4つでも…と思ったものの、最近のヤングサンデーのムック(井上和香)の<BR>出来はよかったのに同じ出版社でこの差はチョット…、と思い3つにしました。<P>ページ数は約80。その内風景などモデルが全く写っていないページが8、<BR>わざとブラしたり、逆光ではっきりとモデルが見えないページが4、<P>これでは実質70ページです。無駄なページが多く非常に残念。<BR>また冒頭は盗撮っぽい雰囲気を出そうとしているためか顔を敢えて隠していますし、<BR>表紙にもなっているバスタブに浸かって、体を覆うのはドル紙幣のみ、<BR>という写真も実際はビキニよりも身体を覆っている面積が多く、スタイルの良さが<BR>ほとんど伝わってきません。<P>終盤のベッド上での写真はモデルを大きく写していま!すが、お尻中心。<BR>構図に偏りがあってここでもスタイルの良さは伝わらず…。<BR>これならsabraなど雑誌のグラビアの方がイイかもしれません。<P>ページ数は少ないですが、可愛らしい表情が見られるのでファンの方なら<P>買いかもしれませんが、ファンというわけでもない方なら1stを買うほうがいいと思います。<BR>露出度も決して高いとはいえず並程度でしょうか。<BR>爽やかな森下千里は好きなのですが、見所と呼べるようなページが見当たらず、本作は不発。<BR>期待していただけに残念。