近親相姦ものというと、「実は兄妹じゃなかった」という安直なハッピーエンドで済ませるパターンになりがちな中、この作品は最後まで「双子の兄妹」を貫き通してくれた。<P>ずっと読んできた甲斐がありました。<BR>恋愛上の障害を持ちつづけたままで、なおかつハッピーエンドというのを期待していたので。でなければ、今まで乗り越えようとしてきた苦悩は何だったの? となってしまいます。<P>基本的に頼が主人公であり、彼の「郁への愛のあり方」を描いた作品だと思うので、ラストの唐突な郁の大変身は、あまり問題だと感じません。<P>ラストから作った物語、と作者が語るとおり、私はこの結末には納得です。
これだけ引っ張ってこのラストですか。ありがちな数年後・・パターン。<BR>少女漫画でこのパターンだけは許せないですね。<BR>友人達と会社で貸し合っていたのですが、ラストには皆怒ってました。<BR>結局、親達は二人のことを知ったら再びショックを受けるだろうし、理解されないでしょうし。<BR>矢野君はあれから何年も友人のままですか!?可哀想すぎます。<BR>郁は超頭が悪かったはず、いくら頑張っても急に頭よくなるか!?<BR>頼が郁とかけおちまがいなことをしたときに、頼は自分で、<BR>子供だけでは生きて行けないようなことを言ってたくせに!<BR>頼は何も持たずに出て行って、身を隠したままどうやってあんなに出世した?<BR>戸籍や保険証はどうした?どうやって日本を出られた?<BR>など、私も友人達も納得できないラストに怒ってました。<BR>もうちょっと未来のある終わり方・・やっぱり兄妹じゃなかったとか、矢野君とくっつくとか・・、なかったのでしょうか。
頼が郁の髪を切っている所が、とても悲しくて切なくて・・・。<BR>涙が、ボロボロとまりませんでした。漫画で初めて泣きました。<BR>これは、お勧めの本です。