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入門講座 2万5000分の1地図の読み方 ( 平塚 晶人 )

地図読みがこんなに面白いものだとは!久々の五つ星評価です。<BR>山歩きには必須だと、しみじみ感じさせてくれます。<BR>実際の地図を用いて実際に書き込み、地形図に慣れ親しむ。次第に自然とイメージがわいてくるようになり、直ぐにでも山に行きたくなります。<BR>地形図を読めるようになりたい方には絶対におすすめだと思います。<BR>GPSを購入する前に先ず基本(地図読み)ですね。機械である以上は故障もまた付き物ですからね。

地形図の読み方が実体験に基づいた具体的事例で解説されている本書は地図関連の本としては類書を見ないユニークな一冊。内容は非常に実践的で役に立つ。ただ5章の磁北線の引き方には疑問が残る。分度器を使って一本引いてその平行線を引くという方法は誤差が累積しやすいし、第一分度器という小中学生の文具をどれだけの人が持っているだろうか?三角関数(tan)を使って地図上で西に何センチずれるかを計算して磁北線を引くほうが合理的だと思うが。<P>GPSの利用に関してはまったく否定的なのは疑問が残る。執筆当時はそうであったかもしれないが現在は精度も実用上十分である。GPSで得られた緯度、経度を基に地図上で位置を特定するのもマップポインターを使えば1秒単位(20-30m)で可能である。視界の利かないガスの中や夜間ではGPSは有効だろう。<P>若干の疑問も残るが全体としては大変役に立つ本である。

地図によるナビゲーションの入門として非常に優れている。<BR>少々気になったのは「1/25000の地形図こそが最高で他はどれもこれも駄目」という論調と著者の思い込みの強さ(絶対・必ず…という表現の多用)だが、地形図読解の入門としての価値を損なうものではないので星5つ。実際の地図を用いた大量の練習問題は独創的かつ効果的。<P>但し、GPSに関する記述はデータが古く参考にならない。

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