①話し手が特定されないまま会話が続き、誰がしゃべっているのかよくわからない。文章技術の稚拙さを感じる。<P>②後半が適当に一気に書き上げた感じ。前半あれだけチンタラしてたのが嘘のよう。<P>③物語前半で展開される県庁職員の思考回路はまさにあんな感じです。<BR> ex.せっかく県の上級職になったのに、スーパー店員なんて親が見たら泣くよ
痛快コメディを予想していたが、予想より淡々とした物語だった。<BR>終盤に近づくにつれて、かなりの盛り上がりがありよくまとまっていた。<BR>設定が、ありがちのようでいて実は新鮮味があるという、<BR>ある意味、個性的な物語だ。<BR>そしてかなり普遍的な物語だ。<BR>うまい文章でひきつけたり、主人公をきっちり書き込んでいたり<BR>していないところが、映画にする時には生きてくるだろうと<BR>かなり期待している。
私は、主人公とほぼ同年齢で、地方公務員です。頭でっかちな点は、主人公と共通しているので、反面教師として勉強になりました。<BR> だた、あくまでエンターテイメントとして読む軽い感じの本だと思います。<P> この本の逆パターン、つまり、民間の経験があって、公務員になった主人公が描かれれている「メリーゴーランド」(萩原浩著・新潮社)の方が、公務員の実態や政治に翻弄される姿など忠実に描きながらも、ユーモアにあふれ、ほろっとさせられる点で、皆さんにおすすめしたいです。ということで、星を一つ減らして、4つです。