優雅と退廃。<BR>高尚と卑俗。<BR>統合と分裂。<BR>アーティストが本来書く文章って本来こういうもので、端正な文章ではないですよね。音楽家として理想的な文章家だと思います。<BR>彼の創作活動とも首尾一貫しているし、意外ですが非常に誠実な印象を受けます。<BR>bounceでのCDレビューもすばらしい。<BR>読んでいて、根本敬や掟ポルシェにも通じる水脈だとも思いました。
菊池氏がこれだけの文才をもっている人間だと知らなかった自分に後悔。さっそく彼のサイトをブックマーク。10年位前に友人に「すんげぇ、バカみたいなラジオをやってるバンドがある」って聞いてたんだけど、それが初代SPANK HAPPYだった。で、僕は今、彼の本でそのバカバカしさを確認しているってことだ。あ、ここでいうバカバカしさはもちろん知識が狂気と凶器の接点段階にいたってことね。本を読んでいるうちに、たくさんの語彙や固有名詞をGOOGLEで検索したり、書棚から本をかき出したり、CDラックをかき回したりしたくなる一冊。まずは、スペインの宇宙食について検索だな。
他の方のレビューを読んでて歯軋りをした。くそっ、何で自分は今の<BR>今まで菊池成孔を知らなかったのだ!と。この本では彼の魅力の一部<BR>しかわからないのか・・・ホームページのときはもっと過激だったの<BR>か・・・という事実を知ると本当に残念でしょうがありません!<P>僕はたまたまこれ読んで一発で彼のファンになりCDも買い(贔屓目<P>なんて必要なしの心臓に一撃ヒット!素晴らしい音)はまりにはまっ<BR>っている最中です。2004今年イチオシなんたらというムックで、二人<BR>の小説家がこの本をベスト3の中に上げていましたが、源一郎君とか<BR>微妙な立場の若手作家の方などに読んで欲しいです。このエッセンス<BR>は今までにないよ。<P>あーかっこいいなぁ。もっともっと彼の文章が読みたい。完全に中毒<BR>になってしまった。