彼のこの本に書いていることを、全て鵜呑みにするのではなくて、誰かも書いてましたけど、空想ととらえ、同じように空想を広げるのであればとてつもなく楽しい読み物になると思います。そんな見方もあるのか~と結構目からうろこだったりして、私は楽しく読みました。<BR>彼の文体も、別に絶対これはこうだ!と断言しているわけではないし、押し付けは全然ないしね。<BR>エジプトやその他の古代文明には、非常に興味がありますが、更に興味がわきます。想像力のない人にはただの瓦礫な古代の遺跡たち。でも、そこに想像力を働かせることができれば、とてつもないロマンになるよね!
古代文明に興味が無い人でも楽しく読める本です。<P>多くの点で事実に反することが問題になっていますが、そもそも「例え学者の意見であろうと鵜呑みにせず自分の頭で考えろ」というスタンスで著しているので、この本はハンコックさんの「壮大なる空想」であり、読者もこれを鵜呑みにせず、自分の空想を広げることに活用すべきでしょう。<P>ここまで初心者にも面白く読める古代文明の本は稀であり、「多くの人へ古代文明の楽しさを知らせた」という点は見逃せません!<BR>この本をきっかけとして、本物の学者が書いた本を読めばいいと思います(ちなみに著者はジャーナリストです)。<BR>さらに、この本は遺跡を満喫する方法を教えてくれます。方位をチェックしてみるとか、心を自由にして空想するとか・・・たとえそれが間違っていても。(ただし、禁止されているところへ立ち入らないように)
オロンティウスの古地図に描かれたのは、南極大陸ではなくてオーストラリア大陸です(地図に地名が記入してある)。12500年前に突如として巨大な対陸が1000Kmも移動したのは、氏によれば、ちょうど地殻がミカンの皮のように『ズルッ』と動いたのだそうだ。プレートテクトニクス理論を知らないのだろうか。<P>2000年5月5日に、水星・金星・火星・天王星・海王星が太陽をはさんで地球の反対側でほぼ一直線に並ぶ。いわゆる惑星直列が起こる。その影響で地殻のズレが発生するとも言っています。(『神々の指紋』下巻307ページ)<P>惑星や衛星の引力Fはそれぞれの質量M1・M2の積に比例し、重心間距離Rの2乗に反比例します。(F=G×M1×M2/R^2 Gは万有引力定数)たとえ上記の惑星直列が起こってもその影響は月の引力の数千万分の1、つまり観測不可能な程小さいのです。月の引力ですら潮の干満を起こす程度で、地殻を移動させるなんて無理なんだから・・・