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おこりんぼママ ( ユッタ バウアー Jutta Bauer 小森 香折 )

感情に任せて、子どもをつい怒ってしまうことがあります。<BR>ふと口にした言葉が、知らないうちに子どもの心を傷つけていることも。<BR>ばらばらに砕けた心をもと通りにしてあげられるのは誰?<BR>もしかしたら私の心は、まだばらばらのままなのかもしれない。<BR>親としての責任の重さを再認識させられます。<P>シンプルな絵とストーリーがたくさんのメッセージを語っています。

扉(タイトルページ)のちいさな絵をみて!<BR>ママとぼくがしっかり抱き合っています。このママはいつもおこりんぼ。だけど ちゃんと子どもを抱いています。<BR>だからママが怒って ぼくの体をバラバラにしてしまっても・・ぼくをズタズタにしてしまっても「ごめんね」って正直にあやまれるママ なのです。ぼくのことを ぎゅっと抱きしめてくれるから・・「やっぱりママがいちばんさ!」とぼくに言ってもらえる。<BR>子どもに「すき」「ありがとう」「ごめん」が言えたらだいじょうぶ。子育てまっ最中の 母親への応援歌のような絵本だと思います

なんてステキな絵本なんでしょう!<BR>絵も可愛くて、おはなしもとってもステキ。<BR>子供の傷つく姿がこういう形で書かれていると<BR>分かりやすい。<BR>そしてお母さんの気持ちも一生懸命上手に描かれている。<BR>この本は心のメッセージもよく伝わってくるし、<BR>内容が良いだけでなく、温かい色使いや絵なので、<BR>読んだ後、とっても優しい気持ちになれます。<P>周りのお母さん方に配りたいぐらいです。<BR>子供のために買いましたが、私のために買ったようなものです。<BR>この一冊にめぐり逢えてよかったです。

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おこりんぼママ&nbsp;&nbsp;&nbsp;なんともショッキングなページからはじまる1冊だ。ママに怒鳴られたペンギンのぼくが、バラバラになってとんでいっちゃうのである。あたまはうちゅうに、おなかはうみに、つばさはジャングル…そして足だけになってしまう。しかし、途方にくれるぼくのかけらを拾い集めて縫い合わせてくれるのも、またママなのだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;ついイライラして子どもを怒鳴ってしまった時こそ、子どもと一緒にこの絵本を手にとってほしい。お母さんの「ごめんね」に、我が子もペンギンのぼくと同じように「やっぱり、ママがいちばんさ」と腕の中に飛び込んできてくれるだろう。<p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;そして読み終えたとき、もう一度、中の表紙を見てほしい。そこには、目をつぶってしっかりと抱き合うペンギンの親子が描かれているはずだ。ドイツ人作家ユッター・バウアーの描く線は、あくまでも優しい。対象は幼児からとなっているものの、お母さんのための1冊でもあり、まさに「母と子の心がひとつになる絵本」である。(小山由絵)
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