ボクはこの本を読んで、24歳のとき、バックパックをかついで<BR>一人旅に出ました。<BR>沢木さんのようにユーラシア大陸横断というわけでなく、<BR>東南アジアを半年近くかけて下っていくというものでしたが。<P>旅先で知り合った人々はかなりの割合で『深夜特急』を読んで<BR>いました。それほど影響力のある本です。<P>久しぶりに読み返してみましたが、やはり面白い! 時を経ても<BR>色あせないですね。旅に出たくてムズムズしてきました。
筆者には失うものは特にない、日本に帰っても特に何があるわけでもない、だから、旅はいたずらにどんどん延びていくし、時折、筆者は自分の身体、生命、そういったものへの頓着の薄さのようなものを披露している。旅先から、日本のことを思うこともそれほど多くはない。、<P>一人旅をすると、案外、大勢でいるよりも、いろんな景色を見ていることに気づく。若いときの、独特の景色と、風景を描いた作品です。<P>実際に旅に出て見たくなってしまいました。
発行以来数多くの青年を宛てのない旅へといざなってきた麻薬のような本です。<P>実際、私も20歳の頃に本書を読んでバックパッカーになりました。<P>飛行機をあえて使わず、時間をかけて現地のローカルバスを利用する旅を続けることで<P>「地球の大きさを自分の体で感じる」ことができると作者は言っていますが<P>自分も旅を続けるうちにその意味がわかってきました。<P>本書を読み返してみると、深夜バスに乗りこみ、砂漠の中の真っ暗な道を疾走している時の期待と緊張が入り交ざった「あのドキドキ感」が再現します。<P>バックパッカーだった方は、本書を読んで、自分の熱い旅の体験を思い出しては如何でしょうか?<P>バックパッカーの経験はないけど、日々悶々と退屈な日常が続くばかりでつまらないと感じている人は<P>本書を読んで、作者の刺激的な旅を追体験してみてはいかがでしょうか?<P>(但、全てを投げ出して体1つで旅に出たくなってしまうかもしれませんので御注意ください!)