私はこのような旅はできない(というかそこまでしたくない)へなちょこなんですが、読んでいるとやはり面白いです。<BR>夜、窓のバスから見る風景に、テヘランの街が現れる場面は美しいし、そんな光景を見てみたいとも思いました。<P>女のバックパッカーもいるしバックパッカーやらない男もいるので単純に男女分けはできませんが、どちらかというとこういうのは、青年(男)の旅心なんだろうなと思います。<P>でも、つまらない真面目で穏当な意見を言いますと、当時とは世界情勢も旅行事情も違うし、これから実際に海外一人旅デビューしたい人は、フツーにガイドブック等で下調べしたほうがいいと思います。<BR>ほんとに旅券とお金と地図だけ持って出られたらかっこいいけどね。<BR>どのくらい「深夜特急」シリーズを手本にして大丈夫かは、ご自分の度胸と技量と相談してください。。。
ボクはこの本を読んで、24歳のとき、バックパックをかついで<BR>一人旅に出ました。<BR>沢木さんのようにユーラシア大陸横断というわけでなく、<BR>東南アジアを半年近くかけて下っていくというものでしたが。<P>旅先で知り合った人々はかなりの割合で『深夜特急』を読んで<BR>いました。それほど影響力のある本です。<P>久しぶりに読み返してみましたが、やはり面白い! 時を経ても<BR>色あせないですね。旅に出たくてムズムズしてきました。
東南アジアを放浪していたときと旅に抱えているものが変わってきた。<BR>それは長い間旅をして彷徨っているというのと、季節の変化、秋の<BR>終わり、ないしは冬の始めになったためだろうか。