ボクはこの本を読んで、24歳のとき、バックパックをかついで<BR>一人旅に出ました。<BR>沢木さんのようにユーラシア大陸横断というわけでなく、<BR>東南アジアを半年近くかけて下っていくというものでしたが。<P>旅先で知り合った人々はかなりの割合で『深夜特急』を読んで<BR>いました。それほど影響力のある本です。<P>久しぶりに読み返してみましたが、やはり面白い! 時を経ても<BR>色あせないですね。旅に出たくてムズムズしてきました。
アジアの熱狂から始まった旅がヨーロッパに入り、いよいよ終わりが近くなってきた。当時学生の頃、香港から寝食を忘れて読み進めてきたので、このあたりになったら旅が終って欲しくないとの思いでページをめくるのが怖かったことを思い出しました。<P>内容に関しては言うまでもないと思います。<BR>学生時代に巡り合った最高の本の1つです。
著者の長い長い「旅」が終わる・・・念願のロンドンにたどり着いた彼は、「旅」を終える儀式としてあることをする・・・がしかし。 最後の最後まで読者を飽きさせないのは、等身大の沢木耕太郎が綴った旅行記だからだ。彼の「旅」は目的地に着いたから終わるのではない。終わりが始まりであるのだ。