氏の本はどれを読んでも、とっても示唆にとんでいる。精神的にとっても大変な仕事をしているにもかかわらず、氏の優しさに触れることが出来るだろう。でも、内に秘めた情熱や厳しさも同時に味わうことになるだろう。<P>一遍一遍が短いので、電車で、公園で、あるいは家でごろ寝しながらでも読む価値がある。自分の気に入った題名を見て、どのページから初めてもいいだろう。みんな同じ事で悩んでいるんだ、と勇気を与えてくれるかもしれない。<BR>自分自身を知りたい人、悩みつかれた人、勇気が欲しい人、みんなに読んでもらいたい一冊ではなかろうか。
この本を読む事によって少し前向きになれました。ふたつよいことさてないものよ(二つも良い事など無い。)という格言こころに響きました。柔軟性のある考え方を著す事ができるなんて、すごいなと思います。
高校生の時に、河合さんの高名にひかれて、一度読んだが、全くもって<BR>不満だった。そして、『河合さんの本は二度と読まない』と決意した(笑)。<BR>だが、大学生になり、何気なくもう一度、読んでみた。<BR>そうすると、どうだろう。以前は、気に食わないと思っていた内容が<BR>ものすごい深い、ものごし柔らかで何もかも包み込んでくれるような<P>内容になっていたのだ。<BR>高校生以来の人生経験・読書経験が僕を変えていたのだ。<BR>読みやすい、随筆集の体裁なので、どこから読んでもけっこうです。<BR>折に触れて、読み返したくなる一冊です。ぜひ、ご一読あれ。