買おうと決めたとき、<BR>帯に「最後の3ページ泣きました」みたいなことが書いてあって<BR>「ほんまかいな!」と思って読んでみたら<BR>泣きました。<BR>この本を読んでいるとき私はすごく素直になれました。<BR>まだ私は子供ですが汚れた心も持っています。<BR>でも、読んでいる間その汚い心は出てこれないんです。<P>それくらいこのお話は何か神秘的な純粋なものを持っている本です。<BR>ぜひ、泣いてください!
文章のタッチはファンタジー的で淡くやさしく包まれているが、<BR>なかなかリアルで核心をついたストーリー。<P>著者はおそらく、この物語に出てくるおばあちゃんのように<BR>地に足をつけて自然と共生する女性に憧れ尊敬し、そうありたいと願い、<BR>人間の幸福は、原点は、こういうシンプルな生活にあるのではと<BR>思いながら、現代ではなかなかそうできないギャップも感じている。<BR>でも、生きる上で大切なことは意外と少ないと言われている気がした。<P>自分の幸せは他人にも同じように幸福とは限らない。<BR>「あなたの」幸せとは何ですか?と問われつつ、何となく生きにくさを<BR>感じる現代においても、きっと自分らしさを失わずに生きていけると<BR>エールを送られ、そのヒントがいくつか書かれていたように思う。
読んでいて温かくて優しい気持ちになれる本だと思います。<BR>主人公と絶対的な優しさの愛情で包むお婆ちゃん。<P>形成された絶対ルールの中で生きる事に疲れた主人公を優しさで包み込む<BR>自然的な『生きること』を気づかせてくれるお婆ちゃん。<BR>お婆ちゃんの強さに読み手の私も癒されました<P>最後のお婆ちゃんの約束には後から後から涙が出て、何度読んでも素直に感動できます。<P>読みやすいのに素直に感動できる良い本だと思います。