お気に入りの本です。<BR>自分も、あやさんと共通する部分があるから、読んでいて、辛かったです。<BR>それ故、彼女の陽気さが、痛かったです…。
私は他人の日記を読むのが好きです。<BR>なので勿論この本も読んでいて面白かったです。文才云々の問題ではなく、人に読ませる為の日記であったからだと思います。<P>自分自身の日常や、その時の偽りない気持ちをそのまま詰め込んだものではない分、チラホラと覗く本音の部分が切なかった。<BR>冒頭の4つの詩を、彼女はどんな気持ちで綴ったのでしょうか?<P>私達が想像するよりずっと穏やかな思いが溢れているのかもしれません。<BR>だって、人間自殺をする時って結構元気だったりするじゃないですか。<P>これは私の願望ですけれど、最後の時くらいは軽やかな気持ちでいてほしかったと思うのです。
ここの本屋さんへ来てる皆さんなら、勿論<BR>「南条あやの保健室」に簡単にアクセス出来るし、そしてそこで日記はタダで読める。<BR>でも、web上で色とりどりに装飾された彼女の日記と、<BR>明朝体で書かれた活字の本じゃ全然違うんです。<P>読んでみて下さい。<BR>「それがあなたにとって生きる意味を教えてくれる」とか<BR>そういう難しいコトを云いたいんじゃなくて、<P>ただ興味のある方は読んで欲しいな…って思います。