家族で米原さんの本を回し読みしています。最初から最後まで笑いが耐えないのですがその中にたくさんの知識も詰まっていて後から人に話したくなります。海外で生活をした事の有る人や海外で育った人にはうんうんと頷ける部分もあると思います。腹筋が鍛えられる程笑えるので、体にも頭にも心にもいい本です。
司馬遼太郎式ロシア論も悪くないが、人間の顔をしたロシアを知るには、米原万里氏の著作を読むに限る。<BR>文章や語り口のうまさは文句なしだし、何よりも物事の切り口が鋭く、その視点の確かさに感心するばかりだ。博覧強記のロシア知識その他諸々の博学ぶりも、通訳という仕事のおかげなのかもしれないが、いずれの話題も楽しく読ませるという、エンターテインメント的サービス精神が失われていないことはうれしい。<BR>寝食を忘れて一気に最後まで読ませる、とはこのような本のことをいう。<BR>もっとも、興味を持ったからといって、モスクワ市の地図を買い込むくらいならまだしも、外務省に問い合わせなどしないように。
目がさめるような本です。隣人愛などについての話題の切り口はすばらしく、うんうんそうなんだよとうなずきながら読んでいました。だれかに紹介したくなる本です。米原氏の師匠の種明かしにも笑ってしまいました。<BR> 以前の本とねたがかなりダブっています。これ、聞いたよ、読んだよという部分多少?ありますのが欠点ですが。