私はこの本で初めて村上春樹さんデビューしました。<BR>一度その作家さんにはまってしまうと、その作家さんの本を全て読んでからじゃないと別の作家さんの本がなかなか買えないタイプで、かなり遅いデビューです。(その前は、宮部みゆきさんにはまっていました)<P>しかし、初めての私もすっかり村上春樹さんの本の虜になってしまったようです。<BR>この本、短編小説がすこぉしづつ乗っていて、『えっ、これで終わり?』とつづきが読みたくなるものが多いです。<BR>だから、この本を読んで興味をもった話はその話の本を買うことができますよ。(もともと短編で文庫がでていない物もありますが・・・)<P>私は今『ねじまき鳥クロニクル』と、『海辺のカフカ』を読んでいます。
初期の短編集ですが、ラインアップが新鮮で楽しめました。<BR>もうずっと以前に読んでいる作品が多いですが、こういうセレクトで読み返してみて、あらためて村上作品の素晴らしさに感動しました。<BR>装幀もアメリカのペーパーバックのような印象でとてもきれいです。<BR>何回でも読みたい、そして楽しめる一冊です。
改めて1話1話を読み返し、シミジミと物語の面白さを感じずにはいられない。17編という充実の内容、選出された作品の好き好きは別にして、文句なく読み応えのある骨太の1冊となっている。