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41歳からの哲学 ( 池田 晶子 )

アタマのカタイひとは読んでも無駄でしょう、きっと。<BR>著者の言いたい事をどう感じとるかは読者次第。<BR>しかし何故に41歳?ただの語呂合わせだけ?<P>んー、 考える ということを勘違いしている“きょうび”の人に読んで欲しい1冊です、はい。

普段思い込んで分からなくなっていることが、ちょっと「考える」だけで、分かることがある。こんな「考える」ヒントが盛り沢山詰められている。<P>例えば、<BR>人は、生きている限り、死ぬとはどういうことなのか、知る術はない。だから、分からない死を恐れることはできない。<P>運命は、人生は、生きてみなければわからない。<P>無なんてものは、無いから無である。<P>これだけ読んでも、詭弁に感じるかもしれません。でも、本書を読んで、少しでもその意味が分かれば、哲学に近づけた気になれます。<P>今回の本では、時事を取り上げており、十五年に文部大臣(ママ)になるとか、自分が教祖であるとか跳んだ記述もあり、41歳以上の方にも読みやすく仕上がっています。

ミシェル・オンフレイの「反哲学教科書」の紹介に、池田昌子の本と<BR>合わせて読んでみたら面白いかもしれないとあったので、本書を<BR>開いてみた。それは比較にならない。オンフレイは哲学者。池田は<BR>エッセイストか駄文書き。感性だけでものを言われても困る。<BR>池田の文章が載っていた週刊誌と同じ程度に低級な作品である。<BR>哲学者としての「怒り」もなければ教養もない。がっかりである。<BR>井戸端会議以上ではない。それは易しい文章で哲学を説くというのとも<BR>全く異なる。41歳をガキだと思っているのか。愚かしい。<BR>著者には、ではまともな哲学書を一度書いてみて欲しい、書けるものなら。<BR>僕としては怒り心頭である。

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