かねてから、買い求めた文庫本の解説が氏であったり、NHK週間ブックレビューでは、コーンウエルやクランシーなど当代の人気作家にインタビューされていたり(大江健三郎まで)、<BR>何よりハヤカワのミステリマガジンで、ハードカバーのいち早い読み手であったり、読書マニアの当方には垂涎の存在。<BR>やっと著書を出されたと聞き、しかし本屋で見つけ忘れ、今ごろ読了。<BR>いやあ~良かった!!それになんて絵がお上手なのかしら、びっくり。<BR>本好きが喜ぶこぼれ話も満載。早く2冊目を著して、読書好きをもっと魅了してほしい、と願う一冊に。本が好きって幸せ、って思えます。
何気なく買った本が素晴らしい本であったことほど嬉しいものはない。<BR>この本が正にそうだった。どの頁をめくって読んでも、そこに書いてある本を夜中でも今すぐ買ってきて読みたくなる。興奮の連続だった。アタック25でしかお目にかかったことのない著者の筆力にも圧倒される珠玉の本である。
児玉さんお気に入りの洋書の簡単な内容紹介と児玉さんの気の利いた読後感です。児玉さんの描いたイラストも見逃せない。とにかくページを読み進むほどに本文中に紹介される本がどうしても読みたくなる。児玉さんの紹介のうまさ、解説の巧みさに思わず引きずられてしまいます。しかし、それも結局は児玉さん自身に、本が好きで好きで仕方ない、という思いがあるが故でしょう。純粋に洋書の読書が好きで仕方ないという人にも、英語を勉強したいという人にも最適の洋書ガイドです。このような類の読書案内の本は多いが、本当に読みたくてうずうずしてくるような本はなかなかないものです。