途中までは感動したが、何か違和感を感じる。<BR>非常に良い流れで進んでいくが、<BR>クライマックスでのやり取りでその流れが止まる。<BR>冷静に読むと不自然。<P>たしかに匿名BBSに「真実」を求める方が間違いだろう。<BR>板の住人とのやり取りは「事実」だけど、「真実」はわからない。<BR>でも、「感動したから嘘でもいいじゃないか」じゃあまりに想像力がなさ過ぎる。
電車男が実在するだとかしないだとか考えず無心で読んでみてください。というより、読み出すと私の場合止めることができませんでしたw<BR>電車男・エルメスの人のよさそうな感じ、随所で飛び出すスレ住人の名言などなど感動すること間違いありません。
最初は、出てくる単語(略語)などの理解に詰まっていましたが、すぐ馴染み、ごんごん読めました。楽しめる本であることは間違いないし、電車男とエルメス嬢のクライマックスでは、「うー、わかるぞ」という思いをタギラせながら読みました。ただ、2チャンの電車男の支援者達の盛り上がりがややしつこいと思うこと(これが感動的だという人もいるでしょうが)、彼らの匿名性が気になったのは確かです。本名・素性が分からないという匿名性は、ややもすると陰湿さを感じることは否めないので運動会系には「キモい」部分はあるでしょうね。ただ純粋に楽しめる本ではあります。