この本は15人の将軍がとんな人物であったかを簡単にまとめてあって読みやすかった。人物画の写真があったりするから歴史があんまり詳しくない私の様な読者でも今この将軍のこと書いてるんだなと思って分かりやすかった。個人的な意見ですが、昔の人の名前は難しいので全ての人物の名前に振り仮名をつけて欲しかった。でも分からない名前は飛ばせばして読めばいいからそんなに気にしないでどんどん頁が進んだ。読めない漢字を飛ばしても内容は十分つかめました。
代々、歴代将軍の身長と同じ高さの位牌を作って大樹寺に安置されていた事を初めて知りました。将軍や夫人達の身長の一覧表を見るだけでも面白かったです。(この頃は、みんな小さかったのね。。)綱吉が低身長症だったとか、長身と思われている吉宗は、平均的な身長だったとか興味深く読む事が出来ました。肖像画から病状を推測したりもしていますので、全てが正しいとは言えない場合もあると思いますが、医者が書いているだけの事はあって、中々説得力があります。<BR>著者の感想や意見として、章の最後に身内話や現代に置き換えた例などをあげているのが、ちょっと邪魔な感じがしましたが、あっという間に簡単に読めてしまいますし、歴史好きな人なら押さえておいて損は無い1冊ではないでしょうか。
家康の思惑とは違い、三代将軍家光で直系の人間がいなくなるという不幸にもめげず15代もつずいたということは注目に値する。<BR>大わらんじの男と伝えられている8代将軍吉宗が実は平均的な背丈であったことなど、小説とはまた違った切り口でおもしろい。<BR>吉宗以降は単なる子作りマシーンと化してしまったことなど、今の天皇家にもあてはまるのではないか?