タイトルにすべてが集約されている。<BR>演技や漫画の「型」から説き起こすという視点が面白かった。<BR>確かに、思っている以上にぱっと見に左右されているよなぁ<BR>と再認識しました。
ちょっと中身が独りよがりな感じがする本です。<BR>見ようによってはただの印象論なんですが、具体的にエピソードを並べられると「そうかな?」と思ってしまうこともしばし。<BR>その分、もう少ししっかり書いて欲しかったと思いました。
タイトルがうまいというか、まあ、その通りだな、と。姜尚中(カンサンジュン)教授のしゃべり方について「発言だけを丁寧に追ってみると、聞かれたことに答えていないことも多い」「ところが場を支配できる。何故か-彼は猛禽のような鋭い眼で、討論相手を見据える。低くドスの効いた声でゆっくりしゃべる、加えて、学者らしく丁寧にしゃべるから、貫禄が加わり、迫力に深みが増すのである」というのは、なるほどな、と思った。<P> 著者は三流私大の短大助教授からマンガ原作者、劇作家に転向した人。本の中身は『非言語コミュニケーション』ヴァーガス、芳賀綏『日本人の表現心理』、モリス『ボディ・ウォッチング』などをマンガの手法と対比させながら解説する、という中身で新鮮味はない。「話す言葉の内容は7%しか受け取られていない」などの第一話「人は見た目で判断する」や他の小見出しだけを読めば、話のネタにはなるかな、ぐらいかな。<P> でも、確かに、ぼくの場合でも、第一印象を変える必要があると思ったことは希だし、これからも第一印象で判断するということは、公言しないまでも、やめないだろうな、とは思う。