1曲ごとにタイトルが付いていますが内容はちゃんと練習曲集で、指定されたテンポで弾こうとするとかなりしっかりした指の動きが要求されます。愛らしいメロディの曲が多いので楽しく練習できますが、いつのまにかピアノが上手くなるという魔法のような曲集ですね。けっこう難しい曲もありますが、オクターブ奏法はまったく出てこないなど、手の小さな子供に対する配慮が行き届いています。<BR>ところで、子供の頃この曲集を弾いた方が多いと思うのですが、曲のタイトルと内容が見事に一致していると思いませんか?私は小学生の頃「アラベスク」「せきれい」などがイメージできなかったのですが、今ならわかります。そういうイメージを持って改めて弾いてみると、また違った発見がありますよ。<BR>あと最初に書きましたが指定テンポはかなり速いので、初心者の方はテンポのことはあまり気にせず、まずはメロディを綺麗に弾くことに専念なさったほうがよいと思います。最後の曲まで到達したら、指定テンポに挑戦してみてください。速いテンポで弾くと「狩」(左手は狩猟ラッパです)「バラード」(左手がもつれないように!)などのカッコよさに痺れることでしょう。
小さい頃にひいたときは、ただただきれいで、弾いてて気持ちのいい曲集だと思っていましたが、ピアノを専門に勉強するようになって改めて見直してみると、いろいろな要素の詰まった、練習曲としてよく考えられた曲集だと思います。<P>わたしは小さい頃は25曲全曲弾いていませんが、全曲弾くことで、とても勉強になると思います。
子供のころバイエル60番ごろからバイエルと併用していました。<BR>バイエルと違って、何番というだけでなく名前がついていてとても楽しい曲集です。かわいい曲あり、楽しそうな曲、優雅そうな曲ありで、子供心にこれはガンガン弾いてはいけないと思いました。(小学校の)教室のオルガンで、休み時間によく弾いていましたよ。